卸売業からメーカーに返品を行う場合、事前に返品リストを送付し、返品可能かどうかを確認する「返品承認の調整」と、返品商品の引き取りや配送に関する「引き取り調整」を行うのが一般的です。
　こうした作業はファックスやメール、あるいは電話などのアナログな手段で行われることが多く、卸売業、メーカーともに高い業務負荷がかかっています。とくに調整手段がファックスや電話の場合、履歴が残らないため、管理が非常に煩雑になります。
　また、鑑情報や返品リストのフォーマットが統一されていないといった問題もあります。
　返品ワークフローシステム・サービスは、このような問題を解決します。

　卸売業において、返品リストをアナログで作成している場合は、本サービスをご利用いただくことで作成業務が簡素化でき、送信準備や発信作業の時間が短縮します。メーカーの承認や卸売業の確認などが未対応となっていると、そのことが自動的に通知され、対応漏れを防ぐことができます。
　また、サービス画面上で履歴や進捗状況を卸売業とメーカーが共有できるため、確認や問い合わせの件数削減が見込め、業務の効率化につながります。

　操作は簡単です。プラネットが提供している業界イントラネットにログインし、表示画面の指示に従って、CSVファイルに変換した返品リストをアップロードするとともに、鑑情報や引き取り情報を入力し、メーカーに送信します。
　リストは卸売業の拠点単位で送信したり、各拠点で作成したリストを本社で一括して送信したりと、さまざまな運用が可能です。送信すると、お知らせメールがメーカーに自動送信されます。
　メーカーはそのリストを確認し、商品ごとに返品の可否をチェックして卸売業に返信します。このとき、日時などの引き取り情報も入力することで、実際の返品作業がスムーズに進みます。返品ワークフローシステム・サービスはEDIサービス 同様、共同利用型サービスのため、メーカーは卸売業の個別システムにアクセスすることなく、複数の卸売業との調整を統一化できます。
　返品調整作業の大幅な効率化を実現する本サービスについて、お気軽にお問い合わせください。