「プラネットからのご報告」として、「POSデータクレンジングサービス」、「ロジスティクスEDI」、販売レポートの「クロス集計」機能、そして現在開発中の「返品ワークフローサービス」をご紹介させていただきます。詳細な内容については個別にご案内させていただきますので、ぜひ導入をご検討ください。
データ整備にかかる時間を大幅に短縮
「POSデータクレンジングサービス」
まずはじめにご紹介するのは、株式会社True Dataの協力を得てプラネットが提供している「POSデータクレンジングサービス」を利用したデータ活用についてです。
POSデータの活用には収集、整備、分析という3つの段階が必要です。とくに大きな課題となっているのが、収集したデータの形式やレイアウトが各小売業によって異なり、その整備に膨大な手間と時間がかかっていることです。そのため、分析まで行き着かないメーカーも少なくありません。POSデータクレンジングサービスは、この課題を解決するためのサービスです。
POSデータクレンジングサービスでは次の3つを自動的に行うことができます。①各社で異なる個別レイアウトを共通のレイアウトに変換する。②自社製品、他社製品を問わず、すべての商品にカテゴリー情報を付加する。③プラネットの取引先データベースから、その小売業の全店舗に標準取引先コードを付加する。
この①から③の自動処理によって、データの不完全・不正確な部分を補うとともに最新の情報に置き換え、分析などに活用しやすい形に整えます。その結果、メーカーはデータ整備という最も手間のかかる部分を自社で行う必要がなくなり、スピーディーに分析業務に取りかかることができるようになります。
▶ 「POSデータクレンジングサービス」の詳細はこちらをご覧ください
誰でも簡単に利用できるシンプル操作
無料トライアルを実施中
POSデータクレンジングサービスの特徴は次の3つです。①作業手順を標準化し、誰でも簡単な操作で利用できる。②自動化によってデータ整備にかかる時間を大幅に短縮。③万全なセキュリティ対策によって安心・安全に利用できる。
とくに③に関してはEDIサービスと同様、すべて自動処理されるため、データが外部に漏れることは一切ありません。また、変換されたデータは20日間を過ぎると自動的に削除されます。
操作は非常にシンプルです。サービスのトップ画面で「データアップロード」を選び、クレンジングしたいデータをアップロードしていただければ、共通レイアウトに変換されたデータが翌朝までにダウンロードできます。自社の商品マスタや店舗マスタを登録する機能も備わっており、オリジナルの分類で整理することも可能です。
POSデータを活用するには、商品マスタや店舗マスタを継続的にメンテナンスし続けることが不可欠であり、担当者を悩ます最大の課題になっています。POSデータクレンジングサービスを利用すれば、煩雑なマスタ整備業務から解放され、より早く十分に分析する時間を生み出せるようになります。
現在、無料トライアルを実施しており、すでに入手されている実際のPOSデータを使い、このサービスをお試しいただくことができます。ご興味があれば個別にご説明いたしますので、ぜひお問い合わせいただき、無料トライアルを体験していただければ幸いです。
物流効率化やドライバーの負担軽減を実現
「ロジスティクスEDI」
次に「ロジスティクスEDI」についてご紹介させていただきます。
現状での物流現場の課題を挙げると、紙の納品書や受領書を利用している事業所が多く、納品時に伝票をチェックし、発注数量と現物が合っているかどうかを確認したり、受領書に押印しなければならないといったケースが多数あります。また、別トラックの納品が終わるまでドライバーが現場で待機したり、賞味期限のある商品はその入力が求められるなど、アナログで処理しなければならない作業も多く残っています。
ロジスティクスEDIを導入すると、出荷予定データ(ASN)が荷受け側に事前に送付されるため、商品が到着したら数量をチェックするだけで済み、ドライバーの負担軽減や物流現場の作業効率化につながります。荷受け後は入荷検収データを送り返すことで受領書に代えることができ、ペーパーレス化も実現できます。
ASNは設定する項目によって3段階に分かれています。発注商品や発注数量、発注日、届け先などの発注データと、出荷元情報や出荷数量、納品予定日などの基本的な情報のみが記載されたASN1.0、それぞれのトラックに何が載っているかという車両別積載情報を付加したASN2.0、さらにパレット上の商品や数量まで分かるユニット別積載情報を付加したASN3.0があります。
ASN2.0以上ではトラックの積載情報が必要になるため、物流事業者の協力が必要です。物流事業者がメーカーの出荷業務を代行し、ASNを送信することもできるため、他メーカーとの混載や共載を行う場合にも便利です。
出荷予定データの活用は、物流の効率化を実現し、逼迫する物流課題を解決する上で非常に有効な手段となります。ぜひロジスティクスEDIの導入をご検討ください。
ロジスティクスEDIに関連して「ロジテラス(LOGITERAS)」もご紹介いたします。これはメーカーから卸売業に送信する出荷予定データに物流事業者が保有する情報を付加する機能で、2024年6月から供用が始まっています。付加された情報は卸売業やメーカーと共有されるため、物流のさらなる効率化が期待できます。
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販売レポートに「クロス集計」機能が追加
欲しいデータだけを簡単に抽出
次に、販売レポートに「クロス集計」という機能が追加されました。
販売レポートとは、卸売業からメーカーに送信された販売データをプラネットが代行受信し、集計・加工したデータをウェブ上で提供するサービスです。ウェブサービスのため、ハードウェアやソフトウェアの購入、システム開発などの初期費用は必要ありません。
また、プラネットの商品データベースと連携しているため、各種マスタのメンテナンスにかかる負荷が軽減されます。
クロス集計は、この販売レポートに様々な条件を指定し、必要なデータだけを抽出するもので、より深い分析や円滑な営業活動のためのデータ活用が可能になります。抽出したデータはエクセルデータとしてダウンロードでき、ピボットテーブルのような加工が簡単に行えます。パソコン操作が苦手な方でもウェブ上で簡単に帳票を作成できます。
▶ 販売レポートに「クロス集計」詳細はこちらをご覧ください
返品業務の簡素化・効率化を図る
「返品ワークフローサービス」
最後に「返品ワークフローサービス」をご紹介させていただきます。
現状では返品を行う場合、まず卸売業からメーカーへ事前に返品リストを送付して確認を取り、返品確定後は返品商品や配送に関する聞き取りを行うというのが一般的な流れです。この一連の作業にはメールやファックス、電話などアナログの手段が用いられることが多く、返品フォーマットがメーカーごとに異なり、履歴が残らないため管理が難しいなどの課題があります。
プラネットではこうした課題を解決するため、返品ワークフローサービスの提供を予定しています。このサービスは煩雑な返品業務をイントラネットを通じて簡素化・可視化するもので、返品調整の負担軽減につながります。
サービスの具体的な内容やリリース日等、詳細が決まりましたら、改めてご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。