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意識調査 Fromプラネット

2020.04.28
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日用雑貨・化粧品

Vol.132 メイクに関する意識調査

在宅勤務でも、気分を上げる軽いメイクがオンオフの切り替えに
~テレワーク時代、お肌のためにも手頃で手軽なメイクが求められる~

 国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第132号として、メイクに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html

女性がメイクするいちばんのシーンとは? 仕事やデートを上回り…

 5月9日は、メイ(5月)とク(9日)の語呂合わせで、メイクの日。そこで今回は、「メイク」に関するアンケートを実施。異例の外出自粛が続く中、マスク着用時や在宅勤務・テレワーク時のメイクをどうしているかも調査。女性の結果を中心に、近年関心を持つ人が増えてきた、男性のメイクについても紹介します。
 まずは、ふだんどのようなときにメイクをするかを聞きました(表1)。すると、1位は「同性の友人と会う・遊ぶとき」。女性がメイクをするとき、同じ女性の目を特に意識しているようです。ただし、年代別で顕著な傾向があります。「仕事や職場に出かけるとき」や「デートのとき」などは20代・30代で高いのに対し、「近所に買い物にいくとき」や「家の中でもメイクしている」は中高齢層ほど高くなっています。年代によって、主たる生活シーンが違うことを反映しているのでしょう。とはいえ、70代以上女性で3割が「家の中でもメイクしている」とは、見習うべき姿勢かもしれませんね。
 次に、メイクをする理由や目的を聞くと(表2)、「エチケット、身だしなみだから」が8割に迫り、圧倒的1位。しかし、やはり年代別で傾向が違い、「肌をきれいに見せるため」「顔を華やかに見せるため」「自分に自信が持てるから」などは若年層ほど高く、「素顔をさらしたくないから」は中高齢層のほうが高くなっていました。一方で、「自分の気分を上げるため」は、年代による変動が比較的穏やか。年齢にかかわらず、メイクは気分を上げてくれるようです。


表1
表2

マスク着用やテレワーク時…メイクは?

 新型コロナウイルスの流行により、外出時ほとんどの人がマスク姿。さらに外出自粛のため、企業でのテレワーク化も進んでいます。女性として気になるのが、マスク着用時や在宅勤務時のメイクをどうするか。それぞれについて聞いてみました。マスク着用時について(表3)、最も多かったのは「手抜きメイクやノーメイクが増えた」、次いで「薄化粧になった」でした。数値は少し下がりますが、「アイメイク・眉メイクだけするようになった」が続きます。マスクで隠れる分、手抜きメイクが増え、隠れない上半分に力を入れる…納得の結果ですね。化粧崩れしやすいためか品薄のマスクが汚れないようにか、「薄化粧になった」人も4人に1人でした。


表3

メイクで、オンオフ切り替える

 在宅勤務時について(表4)は「在宅ワーク中はメイクしない」が1位。「在宅ワーク中もふだんどおりメイクする」という人はわずかです。
 自由回答で具体的に聞いてみると、多数派の“メイクしない”人の回答で目立ったのが、「肌に負担をかけなくない」から、ノーメイクで肌を休ませるというもの。ただし「日焼け止めだけは毎日」塗っているという人もいました。
 一方の“メイクする”派からは、メイクは「気持ちの切り替えになる」「自分に気合いを入れるため」という肯定的な声が。「起きたらメイクする」のはあたりまえ、「歯みがきと同じ」という回答は印象的ですね。テレビ会議の際「マスクだと話しているのかわかりにくいので」、マスクで隠すのではなく、軽くメイクするという回答にも、なるほど納得です。


表4

《 在宅勤務中、メイクはどうする? 》

【“メイクしない” 派 】
● できるだけ肌に負担をかけたくないから、在宅勤務時はノーメイクで過ごすようにしている。(女性・30代)
● 在宅中にはまったくメイクをしないようになった。オンオフの切り替えがしづらいと感じるので、してもいいかなと思うのだけど、肌に悪いので結局していない。(女性・30代)
● 自営業の家族従業員で事務職なので、ふだんからノーメイクです。ただ、ブルーライトやガラス越しの紫外線は気になるので、日焼け止めだけは毎日塗っています。(女性・40代)
【“メイクする” 派】
● 気持ちの切り替えになるのでメイクは必ずする。リップはマスクで隠れるからしなくなった。(女性・30代)
● 在宅勤務でも軽くメイクをしている。急な出勤要請に対応したり、だらだら過ごさないため。(女性 40代)
● 自分に気合いを入れるためにメイクしているので、在宅勤務でも変わりない。(女性・50代)
● 在宅とかは関係なく、起きたらメイクする。あたりまえだし個人的には歯みがきと同じことです。(女性・40代)
【テレビ会議のときは…?】
● テレビ会議のときは事前に予定がわかっているので、軽いメイクをする。マスクだと話しているのかわかりにくいので、マスクはしないようにしています。(女性・40代)
● 目の下のクマが気になるので、マスクをしていても一応メイクする。(女性・40代)

“手早くが主流…メイク時間 “30分未満” が9割以上

 今度は、ふだんメイクにかける時間について、シーン別に聞きました。いずれのシーン、年代でも“30分未満”計が9割以上を占め、手短かにメイクをしている女性が多いことがわかります。年代別ではほとんどのシーンで、年代が若いほど「20分以上30分未満」が高く、上の年代よりも時間をかけています。最も「20分以上30分未満」が高くなったシーンはやはり【デートのとき】。反対に「10分未満」が最も高かったシーンは【近所に買い物にいくとき】で、20代では100%。ただし、30代では“10分以上”かけている人が半数を超え、近所への買い物でもそれなりに気をつかっているようです。


表5

プチプライスが浸透…メイク費用1か月あたり“1,000円未満”が半数近く

 メイク用品に1か月あたりかけている費用を聞きました。20代〜40代では“1,000円未満”がほぼ半数を占めていますが、40代以上では“1,000円以上”が6割程度と高くなっています。年代が高いほどメイクにお金をかける傾向が見られます。加齢に伴い、エイジング対策が必要になるとともに、経済的にも余裕があること。また若年層ほどプチプライス(低価格)のメイク用品が浸透していることなどが要因にありそうです。とはいえ全体として費用は抑えられています。手頃な価格で、手早く、手軽に。時間的にも経済的にもお肌のためにも、テレワーク時代はコンパクトでナチュラルなメイクが好まれているようです。


表6

女性の気持ちは“男性もベースメイクはOK” 、男性の本音は…

 配偶者・パートナーに外出時や自宅でメイクをしてほしいかを尋ねました。まずは男性の結果。[外出時]、パートナーには「ナチュラルメイクをしてほしい」が6割を超えています。一方で、[自宅]にいいても「ナチュラルメイク」や「ベースメイク」をしてほしいと答えた男性が半数を超えていました。パートナーには家でもきれいでいてほしいようです。
 次に、女性の結果。男性のメイクは一般的ではないため[自宅]でも[外出時]でも「メイクしてほしくない」が圧倒的多数。ただし、[外出時]には“メイクしてほしい”計が2割近くに上っています。肌を整えるなどの身だしなみ程度なら、男性のメイクに肯定的な女性は増えていそうです。
 最後に、メイクについて思うことを自由に書いてもらいました。「素顔より多少きれいに、生き生きと見えるよう」など、70代以上の高齢層の女性からも、メイクに積極的な回答が。また、男性のメイクに対する好意的な意見もありました。年齢や性別にかかわらず、きれいでいようとする前向きな気持ち、そしてメイクを楽しむ心のゆとりが、美しさや若々しさを生む秘訣のようです。


表7

《 メイクについて思うこと〜女性のメイク、男性のメイク 》

【女性の声】
● メイクを落とすのが面倒。だが、顔が華やかになるのが実感できるメイクをするのは楽しい。(女性・20代)
● はやりのメイクのやり方を学ぶチャンスがないので、ママ向けにメイク講座をしてほしい。(女性・30代)
● 男性の肌が汚いのは不潔感があるので、ベースメイクの流行は好ましい。(女性・40代)
● 肌のくすみ隠しだけではなく、良い部分を印象的にするためにもメイクは楽しんでいます。(女性・50代)
● 素顔より多少きれいに、生き生きと見えるよう、目元を若干明るめにしています。(女性・70代以上)
【男性の声】
● きれいなメイクをしている人は、きちんとしていそうに見える。(男性・30代)
● 素顔を0とし、メイクによりそれが1にも2にもなるのなら、男女関係なくよいことだと考える。(男性・50代)
● 妻はナチュラルメイクであるがいつも若々しく美しい。(男性・60代)
● ハリやツヤの衰えをキッカケにエイジングファンデーションを始めた。効果が楽しみ。(男性・70代以上)

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「メイク」に関する意識調査を実施。
期間:2020年4月6日~9日、インターネットで4,000人から回答を得ています。


■株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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