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ご利用のお客様の声

MITEOS(ミテオス)

MITEOSを利用する企業が増えれば、
業界にとって大きな財産になります。

日本磨料工業株式会社

取締役営業本部長
齋藤 篤さん

営業本部
伊藤 正智さん

(PLANETvanvan 2013年秋号(Vol.100) 掲載記事より)※役職等は取材当時のものです。

メーカーと卸売業の間で手軽に発注・仕入データの双方向通信を実現できるサービス「MITEOS」を、各社ではどのように活用し、評価しているのか。前回に引き続き、卸売業、メーカーそれぞれの立場から見たMITEOSのメリットや課題についてお話をうかがった。

 日本磨料工業株式会社は、家庭用・自動車用ケミカル用品及び工業用研磨剤の製造、販売を行うメーカーだ。同社の主力商品である金属磨き「ピカール液」は、金属・銅・ステンレス等に適し、家庭から工場まで幅広く多くの人に愛用され続けているロングセラーである。品質を重視した国内生産にこだわり、すべての製品を東京の大森工場で生産。札幌、名古屋、大阪、福岡に営業所を設けて、全国へ商品を出荷している。
 同社は、MITEOSのサービス開始と同時に導入準備を進めた。ブラウザ上で手軽に受注情報の受信と売掛情報を送信できるサービスと聞いて興味を持ったと、営業本部長の齋藤篤さん。
 「一つのシステムをみんなで利用して業界全体の生産性を上げようという標準EDIの考え方には、私自身大いに賛同しますが、大手ではない当社のようなメーカーにそこまで必要なのか、という気持ちも正直ありました。それが今回のMITEOSは、システムを構築する必要もなく、料金もリーズナブルなので、これならやってみてもいいかもしれないと。サービス利用卸売業のリストに既存取引先3社のお名前もあり、将来性を考えて導入するなら今だと思い決めました」。
  今年3月よりMITEOSの利用を開始し、現在、3社と接続している。ただし、既存の受注業務をそのままMITEOSに置き換える、という本来の使い方にはなっていない。
 「当社の業務フローでは、受注・出荷業務は営業所ごとに行っているのですが、MITEOS経由の受注については、一旦本社に受注情報を集約した後、PDFを出力して担当営業所へ送付しています。MITEOSの受注機能の特性や、現在の当社における業務フローを考慮した受注管理を行なうため、本社から各営業所に受注内容を振り分けることにしました」(齋藤さん)。
 イレギュラーな対応だが、まだ接続先も少ないため、問題なく処理できているという。本社でMITEOSの業務を担当している営業本部の伊藤正智さんは、MITEOSを実際に使ってみて次のように評価する。
 「操作が非常に簡単で、最初からスムーズに使うことができました。一つの画面で複数のお取引先からの受注について操作できるので、週明けなど発注が多いときに、まとめて処理できて便利ですね。今後、MITEOSが普及すれば、ファックスやお取引先ごとの個別システムも不要になり、指定伝票を送付するといった手間もなくなりますので、コスト削減や業務効率化のメリットは大きいと思います」。
 ただ、接続先が増えると今の対応では処理が難しく、業務フローの見直しかMITEOSの機能追加を望んでおり、今後プラネットに期待している、と伊藤さん。そして、MITEOSが更に高機能化するためには、利用メーカーの母数を増やすことが大事だと齋藤さんは言う。
 「今後、受発注業務は間違いなくオンラインが主流になっていきます。MITEOSが軌道に乗れば、業界にとって大きな財産になるはずです。時代に乗り遅れないためにも、できるだけたくさんの企業にMITEOSにご参加いただき、皆さんと一緒にMITEOSを育てあげていきたいと思います」。


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