MITEOS(ミテオス)
発注伝票が月100枚以上で、EDI末接続なら
MITEOS導入をお勧めします。
- 株式会社あらた
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営業本部 商品部
統括マネージャー
濱本 博光さん
プラネットは2013年2月、メーカー・卸売業間で手軽に発注・仕入データの双方向通信を実現する新サービス「MITEOS」をリリースした。
サービス提供開始から5ヵ月経った今、営業の現場ではMITEOSをどのように評価しているのか。MITEOSのメリットについてお話をうかがった。
トイレタリー業界大手卸売業の株式会社あらたは、企画段階からMITEOSの開発に関わってきた。営業本部商品部の濱本統括マネージャーは、その背景を次のように語る。
「流通業界のオンライン化率は高くなったとはいえ、まだEDIに接続していないメーカー様も多数いらっしゃいます。当社からの発注は、プラネットへ全てデータで送信する“100%オンライン発注”ですが、その発注データをファックスとして受け取るメーカー様は今でも1,000社以上あり、受注情報を手入力して、仕入伝票を郵送しています。手入力・伝票郵送、仕入計上などの膨大な事務作業と、用紙・伝票・切手・ファックス通信費などのコストが、メーカー様と私たちの双方に重くのしかかっているのが現状です。こうした事態を打開するためにも、メーカー様とのお取引に関わる業務で、オンライン化を促進したい、という思いがありました。しかし、EDIサービスを利用するにはシステム投資が必要なため、導入に踏み切れないメーカー様は少なくありません。このハードルを何とか越えられないかと思っていたところに、プラネットから新サービスの構想をご紹介いただきました。他の卸店様と共に仕様の検討を重ねて、つくり上げたのがMITEOSなのです」。
MITEOSリリース前にプラネットが開催したメーカー向け説明会を有効に活用し準備を進めた結果、あらたは5月末までに21社のメーカーとMITEOSでのデータ交換が実現できた。
「MITEOSを導入されたメーカー様からは、大変使いやすく、作業ミスもなく、また業務効率が上がった、とご好評をいただいています。いいサービスを紹介してもらったと、わざわざお礼に来てくださるメーカー様もいらっしゃるほどです。一方、私ども卸売業ではこれまで、大量の発注情報がファックスで送信された際のエラー確認や、送付いただいた仕入伝票を封筒から取り出し、内容の確認と照合を行う、という一連の業務に大きな負荷がかかっていました。今後、MITEOSを利用されるメーカー様が増えれば、こうした業務は大幅に効率化されるでしょう」。
そのためにも、MITEOSのメリットをより多くのメーカー様に伝え、さらなる普及を図っていかなければならない、と濱本統括マネージャーは指摘する。
「まだMITEOSの認知度は十分ではありません。また、説明会に参加されるメーカーご担当者の中には受注の現場をご存じでない方もいらっしゃいます。そのため、MITEOSのメリットを実感できず、採用を躊躇されるケースもあるようです。私どもは一つの目安として、月に100枚以上のファックス注文書を少人数で処理されているメーカー様は、MITEOSを利用された方がお得です、とお話ししています。事務作業に手間が掛ってお困りのメーカー様、自社でシステム開発をするのが難しいメーカー様にこそメリットがありますので、ぜひMITEOSをご検討いただきたいと思います」。
また、卸売業へも協力を呼び掛ける。
「こうしたサービスはメーカー、卸売業双方の利用が増えることで、インフラとしての効果も大きくなります。業界全体の業務効率化を実現するために、卸売業の皆さまにはMITEOSへの積極的な参加をお願いします」。