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消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』。
今号では、値上げに関する意識調査の結果を一部ご紹介します。

お墓参り

お墓参りの実態や墓じまいの
現状とは?

お墓参りは「1箇所」が最多 3人に1人は「行く習慣はない」

 お墓参りに行く習慣があるかどうかを聞いたところ(図表1)、「1箇所だけお墓参りに行く習慣がある」(37. 8%)が最多でした。「お墓参りに行く習慣はない」は36. 0%で、3人に1人はお墓参りの習慣がないことになります。お墓参りに行く習慣がない人の理由としては、「疎遠だったから」(5. 5%)など心情的に拒否感がある人は少なく、「遠方にあって行く時間がない」(27. 3%)、「習慣がない」(17. 2%)、「面倒くさい」(13. 2%)といった回答の割合が高くなっています。

行く時期は旧盆(8月)が最多 線香と花の持参率は7割以上

 お墓参りに行く時期については、「旧盆( 8 月)」(38. 6 %) が最も多く、次いで「春のお彼岸」(32. 0%)、「秋のお彼岸」( 29.6%)の順でした。旧盆と同じく帰省する人が多いと思われる「年末年始」は、旧盆の半分以下の16. 1%に留まっています。掃除なども含めた滞在時間は、多い順に「5分以上10分未満」( 29. 4%)、「10分以上15分未満」(27. 4%)、「15分以上30分未満」(24. 7%)でした。
 お墓参りに持参するものを聞くと(図表2)、最も割合が高かったのは「線香」の73.0%、次が「花」( 70. 2 %) です。「掃除道具」は35.6%、「手桶・ひしゃく」は20.3 % となっています。お供え物としては「花」が圧倒的で、「果物・お菓子」(21. 9%)、「お酒以外の飲み物」(18. 1%)、「お酒」(13. 9%)と続きます。

墓じまいを実行した人は少数派 「考えていない」が7割

 さまざまな事情から既存のお墓を解体したり撤去したりする墓じまいについては、「考えていない」が70.8%。「すでに墓じまいを実行した」は7. 0%と、まだまだ少数派です。自由回答では、「墓を理由に跡継ぎの息子をこの土地に縛り付けたくはない。自分が死んだあと、妻と息子で墓じまいをするか、手間とお金のかからない供養の方法を考えて欲しい」(男性・50代)、「報告なく墓じまいがされていて、正直戸惑った。自分は樹木葬が理想」(女性・30代)といった声も。他には、「お墓参りはやるとスッキリする。ちょっとしたドライブ気分も味わえる。お金と時間に余裕があれば習慣として続けたいが現実的にはなかなか難しい」(男性・30代)、「死ぬまで独身の場合、お墓はどうしたらいいのか分からない」(女性・20代)といった意見がありました。


詳しい調査結果は、FromプラネットVol.208「お墓参り」をご覧ください


調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、
株式会社ネオマーケティングにて「お墓参り」に関する意識調査を実施。
期間:2023年5月26日~ 6月1日、インターネットで4,000人が回答。
バックナンバーより時節に合ったトピックをご紹介しています。