「ペット」といえば圧倒的に「犬」
「ペット」と聞いたとき、どんな動物を連想するかを聞いたところ(図表1)、「犬」と回答した人が67.6%と圧倒的多数でした。2位の「猫」が23. 7%で、「犬」か「猫」を連想する人だけで90%を超えます。
また、犬について、好きか嫌いかを聞いたところ、性別、年代で多少の差はあるものの、どの層においても4割前後が「好き」と答えています。「好き」と「やや好き」を合計すると65.8%、「好きではない」と「あまり好きではない」を合計すると14. 7%です。多くの人にとって犬が身近でポジティブな存在だということがわかります。
「保護犬」がきっかけで犬を飼う人はまだ少数
現在、犬を飼っている人の割合は全体の12.8%(図表2)。犬を飼い始めたきっかけで最も多かったのが「人からもらった」(44. 6%)で、次が「店舗(ペットショップ等)で買った」(29. 7 %) でした。最近は「保護犬」という言葉をよく聞くようになりましたが、「保護犬を引き取った」ことがきっかけになった人は4.3%と全体からするとまだ低い数字です。
犬を飼っていない人にその理由を聞くと、最も多くの人が挙げたのは「世話をするのが大変だから」(34. 2%)でした。2位「金銭的な余裕がないから」(24. 3%)、5位「ペット禁止の物件に住んでいるから」(15.9%)のように、環境的な要因もありますが、3位「散歩が大変だから」(23. 0%)、4位「室内飼いは大変だから」(17.3%)も上位になっており、飼育をためらう要因は環境ばかりではないようです。
一番人気の犬種は「柴犬」
これまでに飼ったことがある犬種では、「柴犬」(18. 8 %)、「ミニチュア・ダックスフンド」(8.8 %)、「トイプードル」(7.0 %)、「チワワ」(6.5 %)、「マルチーズ」(5.3%)といった小型犬が上位を占めています。一方、「仮に何の制限もない場合に飼ってみたい犬種」を聞くと、「柴犬」(32. 3%)、「ゴールデン・レトリバー」12.6%、「トイプードル」(11.4%)、「秋田犬」(10.7%)、「ラブラドール・レトリバー」(10.0%)となっており、環境などによる制限がないなら、大型犬を飼ってみたいと考えている人は少なくないようです。
詳しくは、Fromプラネット Vol.178「ペット(犬)」をご参照ください
株式会社ネオマーケティングにて「ペット(犬)」に関する意識調査を実施。
期間:2022年3月3日〜7日、インターネットで4,000人が回答。
バックナンバーより時節に合ったトピックスをご紹介しています。