当社は設立以来、卸売業、メーカー間の受発注について、人手を介さない「100%オンライン受発注構想」を目指してきました。
　しかし、卸売業によってはEDIの早期導入が難しいケースもあり、システム投資が不要で、インターネットで手軽に始められる「Web発注サービス」を2001年に開始しました。当時はインターネットの定額料金サービスが定着しつつあったこともあり、中小の卸売業を中心に導入が進みました。
　開始から18年を経た現在、利用社数は卸売業256社、メーカー55社(2019年8月末現在)に上り、従来の日用品に加え、ペットフード・ペット用品や介護用品を扱う卸売業の利用が増えています。
　「Web発注サービス」導入のメリットは、①新たなシステム構築が不要でPCからの発注が可能、②発注履歴が確認できる、③メーカーの受信状況について照会が可能といった点です。
　発注方法も、卸売業の業務内容により、ハンドスキャナ、発注台帳、CSVファイル、商品データベースを使った商品検索発注などを使い分けることができます。
　メーカーは、オンラインによる発注データとして受信できるので、手入力作業の減少による業務の効率化や、ペーパーレス化によるコスト削減を図ることができます。