プラネットニュースNo.130
2015.12.28
消費者調査報告「インターネットは日用品流通をどう変えるか 2015」を発表~インターネットを利用した日用品の購入頻度・金額は増加傾向、スマホ利用者10%増
一般消費財の流通における取引業務を効率化するEDI(電子データ交換)やデータベースサービスを提供する株式会社プラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、インターネットの急速な普及が一般消費財の流通チャネルにもたらす変化の現状を把握するため、2011年の開始以来、5回目となる消費者へのアンケート調査を実施し、結果を「インターネットは日用品流通をどう変えるか2015」と題した報告書にまとめました。以下、報告書の概要をご紹介します。
(注)調査報告は当社Webサイト「 研究会・構想 」 ページにてご覧いただけます。
◎消費者アンケート調査の結果
1.日用品購買チャネルの大勢は変化なし、インターネット:「利用する」55.4%、「利用しない」44.6%
・日用品のカテゴリごとに、どの形態の店舗で購入しているかを確認したところ、「医薬品・医療品」で79.9%、石鹸、洗顔料、ハンドクリーム、歯磨き、ハブラシなどの「ボディ・オーラルケア」で74.6%のシェアを占めるドラッグストアが、ペット用品とその他の日用品※を除く全ての商品カテゴリにおいて昨年同様に、最も高いシェアを得ています。
インターネットに関しては「ここでは購入しない」との回答が44.6%と過去最高を記録しましたが、基礎化粧品(24.7%)、メイクアップ化粧品(18.7%)、健康補助食品(17.0%)の3カテゴリでは昨年と同様に2位となっています。
・購買チャネルの選択理由は、「価格が安い」、「店が近い」、「配達してくれる」といった低価格・利便性に加え、
「品ぞろえの豊富さ」、「商品の選びやすさ」などの取扱商品の種類と選択の多様性も挙げられています。
※軽衣類(ストッキング・靴下・下着など)、文房具、電気製品(乾電池・電球・コードなど)
2.インターネットを利用した日用品の購入頻度・金額は増加傾向
・大半の商品カテゴリにおいて「2~3ヶ月に1回」がインターネットでの購入頻度の中心となっていますが、ペット
用品や介護用品をはじめとするほとんどのカテゴリで「月1回」も増えており、日用品をインターネットで買う頻度は
増加傾向にあります。
・多くの商品カテゴリで1回あたりの購入金額が上昇する傾向が見られるほか、基礎化粧品とペット関連商品では
1回あたりの購入金額が「5,000円以上10,000円未満」という回答が20%を超えています。
3.日用品購入にスマホを利用する人が全体で10%増加、20~40代と50代・60代では異なる傾向
・ノートPCが58.8%で昨年同様にトップでした。ただ、男女別では、男性が前年比2.7%増で62.5%なのに対し、
女性は5.8%減で57.5%、特に20代・30代女性では50%を切っており、スマートフォンに次ぐ2位となっています。
・20代から40代までのスマートフォンの使用が大幅に増えた一方、50代・60代は伸び悩み、全体で前年比10%増の32.1%がスマートフォンで買物をしています。
なお、当報告書には、日用品を購入するWebサイトの利用傾向についても記載しております。
プラネットはこれからも中立的な立場で、企業間取引における業務効率の追求と、社会に役立つ情報の収集と発信に努めてまいります。
《 ご 参 考 》
1.調査概要
対象地域 : 全国、 対象者 : 日用品購入者(20歳から64歳までの男女)
実施方法 : インターネットでの回答、 回答者数 : 3,000名、
調査期間 : 2015年5月28日 ~ 5月29日
(注)第3回、第4回調査と同様に、調査対象の7割強が女性となっています。
(第1回、第2回調査は男性が7割強)
2.報告書「インターネットは日用品流通をどう変えるか 2015」 の構成
(1)本調査の背景 (2)本調査の目的 (3)調査設計と方法 (4)調査テーマと項目
(5)調査結果 (6)まとめ (7)考察
本件に関するお問い合わせ先
株式会社プラネット 広報部
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