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ニュースリリース

プラネットニュースNo.104

2011.09.14

プラネット、クラウド型新システムを稼働 さらなる安全性と拡張性の向上を実現

 消費財流通における情報インフラを構築・運営する株式会社プラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉生弘昌)は、同社が提供するEDI(企業間電子データ交換)サービスのデータ処理を行うセンターマシンを第6世代となる新たなシステムに移行することで、大幅な容量拡大とスピードアップ、さらに従前のセンターマシンにおけるシステムの3重化を維持しつつ、一層の安全性の向上を実現しました。

 プラネットは1985年の設立以来、情報システム技術の進化をサービスに活かすべく、センターマシンを定期的に入れ替えており、今回は2005年以来6年ぶりの実施となりました。
新システムはクラウド・コンピューティングと呼ばれる最新技術を採用した「クラウド型新システム」(社内呼称は“PE-G6”※)で、システム入れ替えが完了した8月15日以降、安定した稼働を続けております。

このクラウド型新システムには以下の特徴があります。


1.さらなる安全性の向上


  これまでは首都圏にあるEDIサービスのセンターマシンが激甚災害によって万が一にも停止した場合を想定して、大阪のEDIバックアップシステムを起動しサービスを継続提供できるようにしていましたが、EDIバックアップシステムで利用可能なデータ種は主要データのみ、かつセンターマシンから引き継げるのはマスタデータに限定されていました。

 今回の新システムでは、FAX発注を除いた全てのサービスを継続提供できるようになり、また日々の業務で発生するトランザクションのデータも引き継がれるため、災害発生直前の状態から業務を再開できるようになります。


2.非常時のEDI接続先変更が不要


  これまでは首都圏のセンターマシンが万が一にも停止した際は、ユーザーが接続先を大阪のEDIバックアップシステムに変更する必要がありましたが、新システムでは非常時にセンターマシンの設定をバックアップシステムが引き継げるようになりましたので、ユーザーの変更作業が不要になりました。


3.拡張性を高め、コストも削減


  クラウド・コンピューティングの採用によって、ハードウェアを適時増強できるようになり、顧客ニーズに合わせた機能やサービスの追加に対応できる拡張性が高まりました。

  また、サーバの集約につながったため、コストも削減できました。なお、この原価低減効果を見込んだEDIサービスの料金値下げを2011年1月に行っております。


 プラネットのEDIサービスを利用しているメーカー、卸売業、資材サプライヤーはすでに1,000社を超え、流通関係者向けの情報共有サービス「バイヤーズネット」も利用会員数が2万名を超えております。今回稼働を開始した「クラウド型新システム」によって安全性を保ちつつ、消費財流通における新たなニーズへ迅速に対応することで、サービスレベルのさらなる向上を図ってまいります。


※ Planet Evolution – Generation 6の略。





《 ご 参 考 》 データ引継ぎのイメージ

データ引継ぎのイメージ

 (注)EDIだけでなく、商品データベースやバイヤーズネットなどのWebサービスもデータ同期の対象となっています。

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