プラネットニュースNo.87
2009.09.03
ライオン、ユニ・チャーム、P&G、サンスター、エステーが参加を表明 消費財メーカー・卸売業が参加する「EDI障害対応訓練」 9月9日実施
災害や感染症の流行などによる経営への悪影響、損害を最小限に抑えるため、業界を問わず多くの企業がBCP(事業継続計画)の策定や、計画に基づいた訓練に注目し、取り組みを始めています。
そのような中、業界EDIを運営する株式会社プラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉生 弘昌)はBCPの一環として、同社EDI(注1)サービスユーザーのメーカー、卸売業と共に、大規模災害の発生に備えたBCP訓練である「EDI障害対応訓練」を2009年9月9日(水)に実施します。
今回の訓練にはライオン株式会社、ユニ・チャーム株式会社、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社、サンスター株式会社、エステー株式会社をはじめとした消費財メーカーと卸売業が参加を表明しています。一般消費財流通に関わる各社がBCP策定を進めるいま、「EDI障害対応訓練」は企業が生活者に商品を供給し続けるために、重要な訓練のひとつと認識されています。
訓練概要 ■ 訓練実施日程:2009年9月9日(水) ■ 訓練内容: (1)緊急連絡手段の作動確認(FAX送受信先の妥当性確認) ※翌10日(木)から10月9日(金)までの平日9:00~24:00は開放されますので、9月9日に都合のつかない企業も訓練に参加できます。 ■ 参加企業:メーカー、卸売業合わせて約30社の見込み |
(注1)「EDI」とは、「電子データ交換」を意味する略語で、受発注など商取引に関わるデータを企業間で効率よく送受信できるサービスです。プラネットのEDIサービスは現在、消費財メーカー354社、卸売業462社が利用する流通ネットワークのインフラとなっており、災害時にダウンしてしまうと、商品が市場に流通しなくなるなど、一般消費者にも大きな被害が出る可能性があります。(社数は2009年8月末現在)
(注2)首都圏に設置されているEDIサービスの本番システムがダメージを受け、サービスの継続が困難になった場合、当社災害対策本部の指示により、大阪センターに設置されている「EDIバックアップシステム」が起動されます。メーカー・卸売業は接続先をEDIバックアップシステムに切り替えることにより、万一の場合でもサービスを継続して利用できます。
EDIバックアップシステムの概念図