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ニュースリリース

プラネットニュースNo.85

2009.08.20

消費財分野でEDI(企業間データ通信)の国際化が進む
プラネットのインターネットEDIサービスが海外対応を本格的に開始
P&Gが米国本社サーバーにて利用

 業界EDI運営会社の株式会社プラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉生 弘昌)が提供しているインターネットEDIサービス「SMOOTHEDI®(スムースイーディーアイ)」(注1)が海外とのEDI対応を開始しました。これを受けて、外資系大手メーカーの、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:桐山 一憲、以下「P&Gジャパン」)が、8月から「SMOOTHEDI®」の利用を開始しました。現在、P&Gジャパンと国内卸売業との間で、P&G米国本社(シンシナティ)のサーバーを経由するかたちで「SMOOTHEDI®」によるEDIが順調に稼働しています。

 昨今、国内のEDIは通信技術の過渡期を迎えていることから、インターネットEDIが普及しつつあります。これはWebブラウザを使用するWeb-EDIではなく、マシンtoマシンで、インターネットを介して、高速・大量・安全にデータ交換を行なうしくみです。国内では、2005年にプラネットがいち早く、通信手順にAS2(注2)を使用するインターネットEDIサービスである「SMOOTHEDI®」をリリースしたため、P&Gジャパンではこのサービスの利用を検討していました。

 グローバルな事業展開を行なうP&Gでは、EDIの安定運用の観点から、接続先企業で採用しているAS2通信ソフトウェアに対し、B2Bソフトウェアの世界的な認定機関である米国Drummond Group Inc.(以下「DGI社」)(注3)による相互運用性認定の取得を義務付けています。そのため、かねてよりP&Gジャパンはプラネットへ、「SMOOTHEDI®」がこの条件を満たすことを要請していました。

 この要請を受けて、プラネットと、そのネットワークシステム基盤を運用する株式会社インテック(ITホールディングスグループ)が協力し対応した結果、プラネットの「SMOOTHEDI®」で使用しているインテック製のAS2通信ソフトウェア(B-ixServ AS2 Connector)(注4)が、DGI社の実施する相互運用性試験に合格し、相互運用性認定を取得したことから、今回の利用開始となりました。

 「SMOOTHEDI®」は、すでに国内有力企業11社が利用していますが、業界EDI運営会社が提供するインターネットEDIサービスとして国内で唯一、DGI社の相互運用性認定を取得したサービスとなったことから、今後さらに、外資系企業や、海外企業と直接取引を行う国内企業による利用拡大が期待されます。

(注1) 「SMOOTHEDI®」は、米国大手小売業のウォルマートなど欧米で広く採用されている国際標準のAS2を通信手順に採用し、暗号化技術や電子署名などによって高度なセキュリティを保つことで、コンピュータ間で高速かつ安全に大容量のデータ通信を実現するサービス。

(注2) 正式名称は「EDIINT AS2」で、“Electronic Data Interchange-Internet Integration Applicability Statement 2”の略。国際標準のインターネットEDI向け通信手順。リアルタイムかつ安全にデータを交換できるというメリットがある。

(注3) Drummond Group Inc.とは、B2B ソフトウェア(通信ソフトウェアなどの企業間取引で利用するソフトウェア)の世界的な認定機関。1999 年に設立され、多数の国際的なソフトウェア製品の相互運用性試験や適合性試験を実施している。http://www.drummondgroup.com/

(注4) B-ixServ AS2 Connector は、国際標準プロトコル「EDIINT AS2」に特化した通信ソフトウェアで、データ交換に必要な基本機能や、㈱インテックのEDI事業の経験を活かした運用管理機能等を装備している。

※本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社プラネット 広報部
Tel : 03-6432-0482 / Fax : 03-6402-8421
E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp

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