プラネットニュースNo.76
2008.08.19
プラネット、激甚災害に備え、業界規模の障害対応訓練を 来る 8月26日に実施
株式会社プラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉生弘昌、証券コード2391)は、EDIネットワーク・サービスに大規模な障害が発生した場合を想定して、障害対応訓練を2008年8月26日に実施します。
このたびプラネットは、首都圏センターにあるEDIサーバーが首都圏直下型地震による激甚災害によって停止してしまった場合に備えて、新たに大阪にEDIサーバーを設置しました。
現在の首都圏センターは、関東大震災級の地震にも耐え、発電装置も装備されている専用のビル内にあり、EDIサーバーが常時2台稼動しています。1台が何らかの障害で停止した場合、もう1台が即座にバックアップするというホットスタンバイ体制の2重安全構造になっています。今般の大阪センターのバックアップ・サーバー設置によって、プラネットは3重の安全構造となりました。
流通関連の通信サービスでは、初の3重化対応となります。
大阪センターのサーバーはコールドスタンバイのため、ユーザー側でも切り替え作業が必要となります。今回の訓練は、参加希望ユーザー25社(メーカー18社、卸売業7社)が参加しておこなわれます。
訓練が成功すれば、業界全体の事業継続基盤として機能することが確認されます。来年以降も訓練を重ね、より充実した業界の安全を追及してまいります。
なお、例年行ってきました全ユーザーを対象とした「障害発生時の連絡体制の確認」訓練も併せて行います。
プラネットのEDIサービスは約1,000社(資材サプライヤー168社、メーカー340社※別紙参照、卸売業485社)に提供され、日々の取引業務・物流管理・決済処理に用いられています。受発注についてはプラネット経由ですべての通信をしているユーザーが多数あり、プラネットの障害は業界全体に多大な影響を与えます。したがって、プラネットはBCP(事業継続計画)については、業界インフラストラクチャーの責任として最大限の努力を続けてまいります。
(障害対応訓練 概念図)
(用語)
- ホットスタンバイ:
同じ構成のコンピュータシステムを2系統構築し、一方を通常通り作動させ、もう一方を
予備として作動させ待機状態にしておき、通常作動しているシステムに障害が発生した場
合に予備のシステムに切り替える方式。 - コールドスタンバイ:
予備のシステムを作動させずに待機させておき、通常作動しているシステムに障害が発生
した場合に起動して切り替える方式。 - BCP(Business Continuity Plan):
災害や事故などにより企業が被災しても事業活動を中断させず、あるいは損害を最小限にとどめつつ重要事業の早期復旧を可能とするための、事前に策定される手段等の行動計画。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社プラネット 広報部
Tel : 03-6432-0482 / Fax : 03-6402-8421
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