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プラネッ太くんの社会科見学

和紙の魅力を伝えたい!日本の伝統を守る文化拠点

(PLANETvanvan 2010年春号 掲載記事より)

古くは番傘や提灯、書物を記す紙として活用されてきた和紙。洋紙が普及した現在でも、和紙特有の趣が注目され、さまざまなシーンで用いられています。
そんな和紙の魅力が凝縮された「小津和紙」を見学しました。

INDEX

今回おじゃましたのは… 小津和紙

店舗

店長 一瀬 正廣さん

 小津和紙は和紙を販売する店舗と手漉き和紙体験工房、小津史料館、小津ギャラリー、小津文化教室で構成されています。オープンは1982年。紙問屋としてスタートした当社の歴史を重んじ、日本の伝統文化である和紙の素晴らしさや、和紙に関するさまざまな情報発信を行う拠点として、ここから1ブロック先の小津ビル内に開設されました。そして2005年に当社創業の地である現在の場所に移り、今日に至っています。

 1階の店舗では手漉き和紙や書道用紙、日本画・水墨画向けの紙、染和紙、工芸紙など、3,000点余りの商品を販売しており、書家や日本画、版画、和紙工芸をたしなむ方や美大の学生さん、外国のお客様といった方々がよくお見えになります。

店舗

小津史料館など

松浦 節也さん

 2階の小津史料館は、当社の歴史と紙との関わりを展示しています。1653年(承応2年)に、創業者である小津清左衛門長弘が伊勢松阪から江戸に下り、現在の本社社屋がある江戸大伝馬町に紙問屋を開業したところから始まり、時代とともに変遷する紙の歴史や商売の歴史を、古文書や用具類等でご紹介しております。当時の世相や商売の様子がわかる貴重な資料です。

 展示品の一部は、東京都中央区の区民有形文化財として指定されています。また、史料館の他にも下記のようなスペースがご利用いただけます。

小津文化教室:書道をはじめ、ペン字、ちぎり絵、押し花、水墨画、水彩画等、多彩なジャンルの講座を開講。

小津ギャラリー:教室の生徒さんや、一般の方にも開放しており、個展やグループ展等にも利用可。

小津史料館

紙漉き体験

自分だけの手漉き和紙を作ろう! 〜手漉き和紙体験〜

職人さんが原料から和紙のできるまでの工程を説明しながら、親切に指導してくれます。

◎所要時間:紙漉きから仕上げまで1時間半程度(時間帯は10:30〜12:00、もしくは13:30〜15:00)
◎料金:大人1,000円(A4判3枚)、 子供500円(A4判2枚)
◎備考:要予約、人数は1名から30名程度まで受付。ただし、グループの場合は事前打ち合わせが必要。

紙漉き体験

紙漉き体験

和紙のはなし

 和紙の原料として有名なのは、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)ですが、いずれも、植物の外皮の下にある柔らかな内皮繊維が和紙のもとになっています。
 日本各地で栽培されている楮は、蒸して皮をむき、外皮を除いた部分を紙にします。主に書道用紙や障子紙、民芸紙などに利用されています。三椏は、枝が三つに分かれていることからこの名がつきました。黄色くかわいらしい花が咲くので、観賞用としても用いられています。楮で作った紙より平滑で、透かしを入れるような精巧な印刷に適していることから、紙幣などにも用いられています。雁皮は3つの原料の中でもっとも栽培がむずかしい植物。雁皮から作られた紙には美しい光沢があり、昔から書写用紙として用いられています。ちなみに、小津和紙の入口脇には3つの原木が植えられています。

和紙のはなし

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