(3)物流センターの具体的システム要件

  1. 要員確保と十分な教育訓練
     高度なオペレーションを開発維持していくためには十分訓練された要員が必要である。

  2. LSP(Labor Scheduling Program)
     高度なオペレーションを実現するために人員配置や作業指示を的確に出さなければならない。

  3. 高性能コンピュータシステム
     入出荷管理、ピッキングシステム、検品システム、配車・配送管理システムなど、物流処理システムは当然ながら小売業からのSCM(ShippingContainer Marking)ラベル対応、ASN(Advanced Shipping Notice)対応などの要求に応えうる情報処理システムが必要である。

  4. 最適在庫計画システム(CAO:Computer Assisted Ordering)
     欠品もなく過剰在庫もない在庫ボリュームを自動的に維持できるしくみが必要である。

 以上の視点を基本ベースにし、その理想的な物流センターのモデルはどうあるべきかを整理することとした。

集約物流センターを考える手順については次の様に考えた。