第2部 地域集約物流プラットフォームモデル
0-1 現状の問題点と改善策に関する検討テーマについて
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化粧品日用品業界が直面する問題・課題のうちサプライチェーンマネジメントの観点から特に物流にポイントが集中すると考えた。そこで業界における物流の現状を改善し、最終的に消費者が真の利益(メリット)を得られるようにするにはどのようなことが想定できるかについて検討を行った。
検討は以下のテーマに基づき、特に物流システム関連を中心とした。また物流と関係の深い取引方法や営業方法なども極力加える形とした。
テーマは次の3つとした。
テーマ1:物流規模の最大化について(物流の集約化)
テーマ2:卸売業とメーカーによる物流対応の可能性について(共同物流)
テーマ3:消費者のメリットについて(サプライチェーンのあり方)
- 上記検討テーマに基づき、次のような検討を行い各章にその内容を収めた。
- (1)化粧品日用品物流改革の必要性とその効果…………第1章
- 上記テーマに基づいて検討をし、「集約物流にどのような効果が想定できるか」をまとめた。
(2)物流集約化の現実的問題点……………………………第2章
- 第1章の効果に対して、さまざまな現実の問題点があると判断される事項をまとめた。
(3)集約物流センターのタイプ分類…………………………第3章
- テーマ1及びテーマ2の観点から全国の卸売業・メーカーにおける物流の現状を踏まえると同時に小売業からの物流サービス要請に応えられることを条件として想定し、集約物流センターの規模、立地、必要とされる機能等についてまとめた。
(4)集約物流センターの運営主体
…………………………第4章
- 第3章の物流センターのタイプとは別に物流センターの運営主体のあり方について検討を加えた。
(5)サプライチェーンとしての物流のあり方 ………………第5章
- 最後に原点であるテーマ3の観点から消費者のメリットや、どのような効果が理想とされるかなどについてまとめた。
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