図表2-3:集約物流センターのパターン別内容について
  1. 拠点数
    前提条件を基に想定した集約物流センターのパターン別拠点数。
    (カッコ内の数字は補完として必要なセンター数であり、後で述べる仮定としての配置図には含めていない)

  2. 形態
    物流センターの形態分類

    TC:トランスファーセンター(通過型の物流センター)

    DC:ディストリビューションセンター(在庫型の物流センター)

    TCについては、そのセンターにおけるトランスファー比率も併記している場合があるが、この比率はケース数量比率である。

  3. 特徴
     対応する地域や対象業態を説明している。特に説明がないところは全業態対応。

  4. 取扱アイテム
     SKU(Stock Keeping Unit)でのアイテム数、在庫管理はいづれのセンターにおいても完全単品対応とする。

  5. 取扱量(年)
     一年間に入荷する量を示しているが、これはケース換算であるため、出荷量として見る場合には、バラ出荷の詰め合わせのケースということを想定し、1~3割アップさせる。

  6. 必要床面積
     アイテム数からラック類の面積を算出、入出荷方式から通路の面積を算出、さらに入出荷ケース数などからワークスペースを算出した。その結果に物流事務所、ユーティリティ、会議室などの面積をプラスしている。

  7. 建設費用
     多少の構造の違いを考慮し、おおよその係数により費用を算出した。これは相場によるもので絶対的ではない。

  8. 年間コスト
     取扱量や面積、入出荷方式などから、おおよその生産性を設定し、コストを算出している。実際には運用してみないと不明な点が多いということは否めない。