参考:各変数が変化した場合の算出結果への影響について 第2章では、本モデルを利用して結果を算出するにあたり変数に入力した数値を示したが、これらの数値は公表資料やヒヤリングに基づいているものの、必ずしも精緻とはいえず、また、環境条件により変化する可能性がある。変数の数値が大きく変動した場合に、算出結果にどの程度影響を与えるかを、いくつかのパターンについて試算した。1)輸送における運賃割引率が6割から8割あるいは4割に変化したケース、2)中間物流拠点における荷役工数原単位が1.5倍と0.5倍に変化したケース、3)配送におけるトラック・チャーター料が一台3万2千円から4万円と2万5千円に変化したケースについて検討した結果、いずれもコストの絶対値は変化するが、最適中間物流拠点数には変化がみられなかった。最適物流拠点数は入力する数値が大きく変わっても、かなりの安定性をもっていることがわかる。 なお、化粧品日用品業界をとりまく環境が変化した場合をいくつかのシナリオに基づいて検討した結果は3-3に示す。 |
図表1-26 輸送・運賃割引率が変化した場合の検討(首都圏を対象) |