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研究会・構想

上 海 家 庭 訪 問 調 査

 日本の日用品流通に携わるメーカー・卸売業をはじめとするみなさまが、今後のインバウンド消費や越境ECへの対応を検討される際のご参考になるよう、当社は2016年12月、上海市に在住し、日本へ旅行する経済的な余裕のある所得層の家庭15軒を訪問し、日用品の購買・利用実態を調べました。

【 お 知 ら せ 】

 調査結果の報告書につきましては、速報版が完成し次第、このページに掲載する予定です。

 広報誌『 PLANETvanvan 』114号に「上海家庭訪問調査結果のご報告」 PDF
 (2ページ、3.21MB)を掲載しました。

【 調 査 の 概 要 】

上海市内における訪問先家庭の分布 2016年12月7日から14日まで上海に滞在し、上海市全体で見たときに、トップの1割を占めるといわれる世帯年収500〜1,000万円を目安とした15軒の家庭を訪問しました。(右図中の ① 〜 ⑧ が訪問先家庭の所在区です)

 各家庭では2時間半かけて、リビング、寝室、衣類の収納場所、洗面所、浴室、トイレ、洗濯物を干す場所、台所を回り、日用品の購入や利用の状況、訪日経験の有無などについてヒアリングを行いました。

図 上海市内における訪問先家庭の分布 

宝山<ホウサン>区(1軒) 楊浦<ヨウホ>区(3軒)
虹口<コウコウ>区(1軒) 静安<セイアン>区(2軒)
黄浦<コウホ>区(1軒) 長寧<チョウネイ>区(2軒)
閔行<ビンコウ>区(4軒) 松江<ショウコウ>区(1軒)
※( )内は、訪問した家庭の軒数です。


【 調 査 結 果 の ポ イ ン ト】

 今回私たちが視察した店舗、訪問した家庭は上海市場全体からすればごく一部ですので、一般論として語ることはできませんが、各店舗には日本商品が少なからず陳列され、調査で訪れた各家庭でも日本商品が多数使用・保管されており、日本の消費財が上海の市場に浸透している様子が伺えました。
 また、日本の庶民感覚からするとかなり広く間取りで、インテリアも立派で、生活水準が非常に高いことをうかがわせる家庭も何軒かありました。
 今回訪れた家庭はほとんどが共働きで、週に何回か「お手伝いさん」が来て、家事のサポートをしていました。
 なお、食器洗いや掃除用の洗剤など、お手伝いさんが使う日用品の銘柄選定については、お手伝いさんに任せる方、雇い主側できっちりと指定する方、各家庭それぞれでした。

 今回調査した15軒のうち、一戸建てが3軒、12軒はマンションでした。ただ、マンションでも室内の日当たりの良い部屋に洗濯物を干せる場所があり、部屋干しでもにおいが気になることはなさそうに見受けられました。各マンションの1階には大きなゴミ箱があり、毎日何度も回収されているので、いつでもゴミを捨てられる環境にありました。
 日本に比べると空気がきれいとは言いづらい上海ですが、ほとんどの家庭では窓を開けて常に換気していたため、室外と同様にコートやダウンジャケットを着たままでの取材となりました。また、のど用のOTC医薬品も多数見かけました。

 有効期間3年の「沖縄県数次ビザ/東北三県数次ビザ」※を取得し、日本への訪問頻度が増えたご家庭もありました。その一方で、欧米志向の方も少なくなく、欧米の日用品・化粧品、ドイツ製の洗濯機や冷蔵庫もかなり見かけました。
※個人観光で1回目に訪日する際に沖縄県または東北三県(岩手県,宮城県,福島県)のいずれかに1泊以上し、所定の要件を満たす場合には,有効期間3年,1回の滞在期間30日以内という「数次ビザ」が発給されるようになっています。

 共働きで忙しいこともあって、今回の調査で訪問した家庭の多くで、ネット販売を活用している様子が伺えました。利用している通販サイトとして、日本でも有名な「淘宝(タオバオ)」「Tmall」に加え、ウォルマート系列の「1号店」の名前も多く挙げられました。

 今回の調査を通じて、上海が日本とは全く異なる市場であることを改めて感じました。  

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