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プラネッ太くんの社会科見学

企業活動を通じて世の中の『不』を解消したい

 (PLANETvanvan 2013年春号(Vol.98) 掲載記事より)

1980年の創業から一貫して、『不』の解消を企業理念としてきた株式会社ファンケル。今日ではすっかりお馴染みとなった同社の無添加化粧品は、創業者である池森賢二氏が抱いた「肌トラブルの“不安”に悩む方々を助けたい」との想いから誕生しました。以来、「不安」「不満」「不便」など世の中の『不』の付く事柄を解消したいという想いは多くの支持を集め、化粧品のみならずサプリメントや青汁、発芽米など多くの商品に活かされています。今回は、同社化粧品の製造拠点である“株式会社ファンケル美健 千葉工場”と物流拠点の“関東物流センター”を見学し、お話を伺いました。

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今回おじゃましたのは… 株式会社ファンケル http://www.fancl.jp

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安心・安全な製品づくりの現場(株式会社ファンケル美健 千葉工場)

 1999年に完成した現在の千葉工場は、見学者の受け入れを前提に設計されております。無添加化粧品の製造工程を実際にご覧いただけたら、安全な商品をより安心してお使いいただけるのではないだろうかと考え、工場としての機能と効率を追求するだけでなく、“見せる”という観点からも機器や配管のレイアウト、作業者の動線、モノの流れなどを考慮した建築となっています。

 無添加化粧品の製造にあたっては、なんといっても清潔であることが重要です。防腐剤や酸化防止剤等を用いない当社の製品には、ほんのわずかなチリや雑菌の混入も許されません。そのため当社では、製造工程には特に高い清浄レベルが求められる医薬品製造に匹敵するクラス10,000(※)のクリーンルームを採用しております。また、製造工程で唯一中身が外気に触れる作業を行う充填機部分にはクラス100(※)のクリーンブースを設置しました。さらに、製造した化粧品を外気から完全に遮断して運ぶクローズドシステム、一つの製品をつくり終えるごとに配管や機器類を自動で洗浄するシステム、入念なチェックシステムなどを組み合わせ、徹底した衛生管理のもと、お客様に安心してお使いいただける商品づくりを実現しております。

 見学コースとしては、まずは眺望の良い最上階に設けた見学者ホールにて工場の紹介映像をご覧いただいた後、階下へと移動しながら“はかる(秤量)”→“つくる(調製)”→“つめる(充填)”→“つつむ(検査・包装)”という流れで、製造工程をじっくりとご覧いただけます。おかげさまで、お客様をはじめ、地域の小・中学校、さまざまな業界の方など年間約2,000名の方々にご来場いただいております。「想像以上にキレイでビックリ」「ていねいにつくられているので信頼が増した」などの感想を伺いますと、ここ千葉工場が、ファンケルの想いをご理解いただく場としても機能していることを実感でき、とても嬉しいですね。

安心・安全な製品づくりの現場(株式会社ファンケル美健 千葉工場)

鮮度の高い製品をより早く、より確実にお客様へお届け! (関東物流センター)

 現在ファンケルでは、ネットを含めた通販から、直営店舗をはじめとした店舗向け、卸流通、海外向け輸出分まで、すべて関東物流センターから出荷する体制をとっております。千葉工場で製造された無添加化粧品をはじめ、当社が取り扱うおよそ2,500アイテムすべてをいったん当センターに集めてから国内外へ向けて出荷するのです。
 当センターが2008年8月に稼働を開始する前は、全国に8箇所の物流拠点を設けていました。無添加化粧品から栄養補助食品、発芽米、青汁、雑貨へと事業を拡大する過程で増えた取扱製品と販売チャネルに合わせ、物流センター・倉庫を拡充してきたためです。ただ、次第にお客様からのご注文量が出荷能力を上回り、商品をお届けする際のサービスレベルが低下するようになりました。繁忙期には出荷に数日かかるほか、ご注文内容によっては商品が別々にお客様に届いてしまう等の問題を抱えていたのです。

 そこで、当社自身が抱えた『不』の解消に取り組むべく、新たに物流センターを建設する「物流最適化プロジェクト」を2006年3月に立ち上げました。物流のあるべき姿について1年ほどかけて徹底的に議論し、策定したビジョンに基づいて、14,000枚のICタグを利用した現在のシステムへと大規模な改革を行いました。

 改革に際しての「鮮度の高い製品をより早く、より確実にお客様に届けたい」という我々の想いに賛同し、具現化してくださるベンダーさんのご協力もあって、出荷能力と出荷精度は着実に向上しています。また、一度のご注文は一度の配送で済ませられるようになり、在庫も減りました。さらに、年間740万枚も印刷していたピッキングリスト廃止と倉庫間輸送や出荷待ちトラックの輸送量減によって、環境への負荷軽減にも貢献できております。今後も自動化と人手をバランスよく使い分けつつ、お客様により一層ご満足いただけるよう努めて参ります。

鮮度の高い製品をより早く、より確実にお客様へお届け! (関東物流センター)

お客様との出会いから生まれた『優しさと感動のこだま』

 ファンケルの創業者である池森賢二氏の経営哲学を紹介する絵本『優しさと感動のこだま』〜ある企業の軌跡〜(2005年・講談社発行)には、いくつもの心あたたまるエピソードが綴られています。

お客様との出会いから生まれた『優しさと感動のこだま』

 同書の“はじめに”のなかで池森氏は、次のように記しています。「ファンケルとお客様とは信頼で結ばれてきました。お客様を思いやり、そして気遣う優しい心が信頼を生み、その信頼があってはじめてお客様は品物を買ってくださるのです。その収益があって社会貢献活動や新しい事業への取り組みなどさまざまな企業活動ができたのです」さらに、「売り上げを追求するために何をするかではなくお客様に喜んでいただき、信頼を得ることを最優先に考えてほしいと思っています。売り上げはあくまでもその結果なのです」と続けています。

 “人間大好き” “人にやさしい”企業として、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいるファンケルの創業者ならではの熱い想いがつまったこの絵本は、2007年4月から2008年3月までBSフジにて5分間のテレビアニメとして放映もされ、反響を呼びました。

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